【サビアンシンボルの叡智】2月28日の新月の魚座10度の解説(1)

【サビアンシンボルの叡智】2月28日の魚座新月時を読み解く① に続く内容ですが、サビアンシンボルについて、少し深いスピリチュアルレッスンに近い内容です。

今回の2025年2月28日の魚座新月は、28日の「28」の数字の持つパワーも引き出されやすい新月になっています。

28は熾天使が活発化する数字です。その意味の前に、前回の記事に続き、魚座10度のサビアンシンボルを解説していきたいと思います。

魚座10度 雲の上の飛行家

サビアンシンボル 魚座10度
ジョーンズ版「雲の上の飛行家」
ルディア版「大地を覆う雲を通り抜け、飛行家が旅をひたすら続ける」

対極サビアンシンボル 乙女座10度
ジョーンズ&ルディア版「影の向こうを覗く2つの頭 」

雲の意味

雲は、タロットカード「10 運命の輪」など、いくつかのカードにも描かれています。

雲の意味は、高次元の領域でも、触媒の機能(酵素=タンパク質)が強調されている高次元の領域を表しています。

サビアンシンボルでの原文の「 An aviator in the clouds.」の「 in the clouds」ですが、「雲の中」が一般的に訳されやすいと思いますが、雲でも「雲の上」という訳がもたらされています。

もしかすると「 in the clouds」という英語の意味から、空想の世界、非現実的な世界に浸っている意味をイメージされた方もいるかもしれません。「 in the clouds」の言葉には、少し深い意図として、理想郷「エデンの園」の意図も込められています。

またサビアンシンボルは、ルディア版の補足説明をジョーンズ版でもたらしており、ジョーンズ版では「大地を覆う雲を通り抜け、飛行家が旅をひたすら続ける」です。

ここで、「 in the clouds」の意味にも、もう少し補足説明が加えられています。

低い雲は、高次元領域でも浅層域を表しては、そこを抜けて行きますので、魚座10度が指し示す領域は、高次元の領域でも深い領域で、生命の根本的な部分を表していて、雲の上は染色体上にあるセントロメアと名付けられている領域を主に指し示しています。

セントロメア領域のDNA配列は、エピジェネティック的なDNA配列構造を持つ要の領域です。染色体上には、セントロメア以外にも、サブテロメアやテロメアと名付けられた領域もありますが、魚座10度はセントロメアをターゲットになっています。

魚座10度とエピジェネティックス

今回の魚座10度は、前回の記事では、エピジェネティクスの音が響いている新月と書いております。

エピジェネティクスの「epi(エピ)」はギリシャ語で「~の上」「外側に」「~の後に」などの意味です。

エピジェネティクスという言葉は造語ですが、私たちの身体はDNAという生命の設計図を用いてつくられていますので、親から受け継がれた遺伝情報を保持しています。その塩基配列を変えずに、遺伝子の働き方を変える・調節するメカニズム、またはその研究の学術分野をエピジェネティクスと言います。

魚座10度に必要がない部分かもしれませんが、塩基配列を変えることなく、遺伝子の働きを変える後天的な化学的修飾の情報をエピゲノム(総称)と言います。例えば、遺伝子発現を抑制するDNAメチル化などがエピゲノムの一種です。

【参考】DNAの塩基配列

4種類の核酸分子(A, C, G, T)の文字列が一列に並ぶDNA塩基配列は、細胞の核内に収められており、遺伝子情報が書き込まれていますが、このような配列を使って遺伝子の情報を符号化されています。

その遺伝子情報を基にして、細胞内でタンパク質が毎日合成されています。私たちの人体にある全てのものはタンパク質からつくられていますのでDNAは、私たちの生命の設計図と呼ばれています。

エピジェネティクスのエピの「上」の意味は、DNA塩基配列の遺伝情報を上書きするように遺伝子の発現のオンやオフを決めるという意味でもたらしているという人知を超えた計り知れない叡智があります。

触媒と大天使

触媒とは、特定の化学反応を促進する物質で、スピリチュアルでいえば、エネルギー、ヒーリングは、効能量の違いやもたらす作用の違いは見られても、厳密には全て変化のために触媒作用に振動を与えて、より良い方へと変化を促しています。

触媒のといえば酵素(タンパク質)です。私たちの体の中で生化学的反応(変化をもたらす)を触媒する物質です。

生体には様々な酵素(タンパク質)が数多く存在しています。

以前は生体反応は、全て触媒の酵素(タンパク質)が制御している考えられていましたが、遺伝子の多様化と遺伝子の発現の調節などの一部の重要といわれる生命反応は、RNAが行っていたことが発見され、RNAを主成分とする触媒が発見され、リボザイム(RNA酵素)という総称が命名されています。

このような発見は、最初の人間アダムとイブを生み出した分子はRNAということを裏付るような形になっています(RNA ワールド仮説)。

大天使の名前の語尾の「エル」、リボザイムの「ム」は、日本的には「ウ/u」という音ですが、そのような音は、何かの媒介を主とする存在に付けられやすい音です。

少し中途半端ですが次回に続きます。

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