多くの人に新たな目覚めが、静かに訪れようとしています。
今、あらゆる社会構造が音を立てるように変化し、その波が私たちのもとへ押し寄せています。叡智の視点から見ますと、集合的な意識の変容が進んでいる兆しであると捉えられていました。
それでは、その変容の中で個人レベルで「次の段階へと進んでいく人々」は、いったいどのくらいいるのでしょうか。
かつての意識の目覚めの時は、大きな分岐が起こりました。
そして今回もまた、同じように分かれていくのでしょうか。
爆発的な意識の目覚めが起こった時のような、強力なプログラムは今も存在しているのでしょうか。
すでにその道を歩まれている方の中には、「もうそういったものは必要ない」「あるように思えない」と感じ取られているかもしれません。けれど、意識の目覚めの時と同じように、ある程度のシステムのようなものは存在しています。
これから、魂の進化へと歩み出そうとする人々の中でも、大別しますと、ネガティブな在り方を選択していく人々と、光へと還ろうと柔軟に変容していこうとする人々で、分かれていく傾向がみられると思います。
けれども、そのような分岐の段階を越えていった人々の中でも、依存という内側の在り方に気づき始めます。
依存とは何でしょうか。
お金に対する価値観にも徐々に変化が生まれてきやすい時になりますので、依存とお金というテーマですこし掘り下げてみます。
お金に関しては、喪失の体験や自分自身の存在価値への執着が強まりますと、使い方に特有の傾向が現れやすくなります。そこには、自分を満たすために投資し続けてしまう傾向性に向いてしまうこともあります。
いつの時代も問題になることがありますが、たとえば、心の奥にある満たされなさや承認欲求が、形を変えて外に表れている一例として、自分にとって価値があると感じる存在に依存しやすくなります。
その結果として、今少し問題になっていますが、ホストやアイドルなど、ある種の理想や投影を担った人物に対して、過剰にお金を費やしてしまうというケースも見受けられます。
お金を健やかに循環させていくためには、まず、お金の使い方に影響を与えている感情的な体験に気づき、それを癒し、乗り越えていくことが大切になります。