『知恵の書』第7章に「神の知恵の21の本質」を確認する時
(タイトルは10章と記載していましたが、7章です。訂正済)
2025年6月から7月5日の重要な節目の時に向かって、カトリック教会と東方正教会では旧約聖書に含んで考えられている『知恵の書(ソロモンの知恵』に触れて行く時に入っています。
一般的には旧約外典『知恵の書』となりますが、第7章22〜23節に記されている「神の知恵の21の性質」が表されています。
その性質について、冥王星が逆行中ですので、見直して行く時にもなって行きますが、その性質は、2025年7月5日の節目の時に、深く関係していきます。
第7章には、「神の知恵には霊があり、その霊は◯◯である」として、21の形容が列挙されています。そのことを「神の知恵の21の性質」という言葉で表していますが、私たちが目指すべき意識の在り方(霊的成長)が指し示されています。
この本質には、深い愛が必ず含まれています。それは自己中心的な愛でも、他者を軽んじるような愛でもなく、少し表現が適格ではないかもしれませんが、調和と共感に満ちた愛です。
その意識には、自分自身を深く見つめると同時に、他者をも理解しようとする姿勢があります。また認知の歪みがなく、偏った執着や思い込みに囚われていない意識があります。
(22) 万物の制作者、知恵に教えられたからである。知恵の特質知恵には、理知に富む聖なる霊がある。この霊は単一で、多様で、軽妙な霊、活発で、明白で、汚れなく、明確で害を与えず、善を好む、鋭敏な霊、(23)抵抗し難く、善を行い、人間愛に満ち、堅固で、安全で、憂いがなく、すべてを成し遂げ、すべてを見通す霊である。この霊は、ほかの理知的で、純粋で、軽妙なすべての霊に浸透する。(24)知恵はどんな動きよりも軽やかで、純粋さゆえにすべてに染み込み、すべてを貫く。(25)知恵は神の力の息吹、全能者の栄光から発する純粋な輝きであるから、汚れたものは何一つその中に入り込まない。(26)知恵は永遠の光の反映、神の働きを映す曇りのない鏡、神の善の姿である。(27)知恵はひとりであってもすべてができ、自らは変わらずにすべてを新たにし、世々にわたって清い魂に移り住み、神の友と預言者とを育成する。(28)神は、知恵と共に住む者だけを愛される。(29)知恵は太陽よりも美しく、すべての星座にまさり、光よりもはるかに輝かしい。(30)光の後には夜が来る。しかし、知恵が悪に打ち負かされることはない
「知恵の書」第7章22~23節の「21の知恵の性質」を分かりやすく書き直しますと、以下のようになりますが、ひとつずつ説明するのはとても長くなってしまいますので割愛します。
1. 知恵は聖なるもの
2. 知恵は唯一のもの
3. 知恵は多様なもの
4. 知恵は繊細なもの
5. 知恵は動きやすいもの
6. 知恵は明瞭なもの
7. 知恵は汚れのないもの
8. 知恵は確かなもの
9. 知恵は害を与えないもの
10. 知恵は善を愛するもの
11. 知恵は鋭敏なもの
12. 知恵は抑制されたもの
13. 知恵は誠実なもの
14. 知恵は偏らないもの
15. 知恵は力強いもの
16. 知恵はすべてを見通すもの
17. 知恵はすべてを貫くもの
18. 知恵は純粋なもの
19. 知恵は変わらないもの
20. 知恵は愛に満ちたもの
21. 知恵は神と結びつくもの
これらの性質は、知恵の書の中で神の知恵の働きを説明するために記されています。もしさらに詳しい解説が必要であれば、お知らせください!