【10月7日満月】新月&満月の地点は、時の背景を読み解く参考となるポイント地点
本日は、日本では12時48分頃に牡羊座満月を迎えます。
今回の満月の地点では、無限大の叡智と照応しても、たくさんのことが読み解ける満月の時を読むポイント地点になっています。
多くある時の叡智の中でも、本当にざっくりとですけれども、1点のみ触れて行きたいと思います。
カイトは幸運の複合アスペクト
細かな説明は、一切省きますけれど、今回の満月の特徴のひとつにホロスコープ上で天体同士が形成する角度関係で、凧のような形の「カイト」が形成されていることです。カイトは、眠っていた資質に方向性を与える推進力を持っています。
| 占星術から、今回の牡羊座満月では、金星(乙女座)、木星(蟹座)、リリス(蠍座)が水のグランドトラインを形成し、ノード軸(魚座/乙女座)とのオポジションによってカイトが成立しています。 |
今回のこの構造から、様々な時の叡智を読み解くことができますが、長くなりますので、ほんの一部分のみですが紐解かせて頂きたいと思います。
今回カイトでは、「過去からずっと簡単には手放さなかった欲求や思い」「手放しているつもりでも、密かに握りしめている欲求や思い」「抑圧された欲望」などを、ここで手放していくことを促しています。それは、「もう必要がないものかもしれませんよ」と伝えています。
占星術では、こうした抑圧された欲望をリリス(ブラックムーンリリス)が象徴しています。
カイトを形成する一角を担うリリスは、「本当は求めているのに、社会的・心理的な理由から求めてはいけない」と自ら抑え込んできた欲求や感情を表しており、本当はそう思われたくないために「見て見ぬふり」をしてきたかもしれません。
ここで前提として、人間は本質的に無条件に自分を肯定する存在であることが行きつくところのひとつですが、今回のリリスは、特に転生の遍歴の中で裏切りや拒絶によって傷ついた思い(自己肯定感を失ってきた記憶)に根ざしたもので、「本来の自己価値を取り戻したい」という強い思いを伴う抑え込んできた欲望や感情に着目されています。
そのような、本来の自己価値を取り戻したいという強い思いを伴う抑え込んできた欲望や感情は、「執着心」として表れやすいと無限大の叡智では伝えており、「執着していない、手放せている」と表向き思ったとしても、本当は奥底では「執着せずにはいられないもの」ですが、時折、見てみないふりをしてきていることもあり、本当は手放せていないことが多いもので、本当に手放せる時は。新しい息吹がもたらされた時かもしれません。
たとえば、
- 本当は深く結びつきたいのに、拒絶されることへの恐れや傷つきたくない気持ちから、何かしらを理由に距離を取ってしまう。
- 嫉妬や独占欲を抱いているのに、それを見せると醜いと思われるそうで隠してしまう。嫉妬しているけれど、それは「自分が女性として劣っているように感じてしまう」「自分は醜い女性だと感じてしまう」ので、無いふりをしている。
- 本当はこう思っているけれど、それを表に出すと「理想的な自分像」を思い描いていて、そこから離れてしまうので表に出さない。
など、リリスに関連する感情や欲求は、今の選択や関係性などに無意識に影響を与えていることも示しています。
今回のカイトは、抑圧された衝動を浮上させて、それらをある程度でも手放すことにより、アセンションが進んで行く流れがありますが、変容がより促されて行くことで、魂の進化へと向かうための出来事が起きやすくなり、大きく飛躍できる時にもなっています。
また目的に向かって行く時には、満月時では、対立的な意識を選ばないことが基本に示されています。
今回の牡羊座満月は牡羊座15度のサビアンシンボルを示しています。
牡羊座15度は、スケールの大きい構造を構築する大きな力を持つエネルギーを携えていますので、何かを構築していくには絶好のタイミングとなっています。
大きなエネルギーとしていくには、着々と物事を進めていく思いで行く、真摯に取り組んで行くことです。
スケールが大きいという意味は、多くの人と連携して何かを動かして行くというような大きさから、宇宙と一体化して使命に向かって行くとか、スピリットの転生の遍歴で叶えなかった事柄を叶えてバランス力を高めて行くなどのスケールの大きさです。
(叡智を抜粋していますので、文の繋がりがなく、または重複しているかもしれませんがご了承ください。)