11月5日満月時のエネルギーについて

11月5日の満月は、冥王星の「死と再生」と同じようなエネルギーが時の背景に満ちていることが大きな特徴です。

ただし、そのエネルギーは、宇宙が優しく後押しする形で、スピリットの転生の遍歴で培われた方向性の顕現化や、魂のブループリントの解放に向けて流れていきます。

このエネルギーは、個人・社会・国家といった全体にも影響をもたらします。

【ご参考】死と再生

太陽光から虹が現れる現象が、「死と再生」のプロセスを象徴的に表しています。

太陽光（白光）は多様な可能性の象徴

太陽光（白光）は、可視光の全スペクトルを等しく内包する「ひとつに集約された光」です。その光は、「多様な可能性の状態」を象徴しています。

環境の影響（屈折と分散）

白色光は雨粒に触れると屈折し、内部で波長ごとに分散されます。その結果、秩序ある配置の虹が、調和の形として現れます。

白色光の「死」と虹としての「再生」

繰り返しになりますが、白色光が分散されることで、統合が失われ、個別の色へと分かれます。これは象徴的に「死」を表します。

しかし、分化された光が、反射と再屈折を経て秩序を持った「虹」として現れることで、「再生」のプロセスが示されています。

【ご参考】オシリス伝説「14の断片と再生の光」

太陽神ラーの意志を継ぎ、地上に秩序と文明をもたらした王オシリスは、策略によって命を落とし、身体を14の断片に切り刻まれて地上に散らされました。

しかし、オシリスの妻であるイシスの祈りによって、その断片は再び統合されます。ただし、オシリスはもはや地上の王として復帰することはなく（不可逆性を示している）、冥界の王として再生されます。

オシリスの伝説の中での「14の断片」は、既存の秩序が崩壊し、変化と再生のプロセスが始まる「出発点」を象徴しており、虹が現れる現象では、太陽光が雨粒を通じて分散することと同じ意味を持っています。