牡牛座について2

牡牛座について①の続きです。

牡牛座の牡牛は、大神ゼウスがエウローパを恋をして連れ去るために、白い牡牛に変身した時の姿とされています。

白い牡牛とエウローパの物語のあらすじ

ゼウスは牡牛に変身した有名なギリシャ神話のあらすじは、神々の王ゼウスが、テュロスの王女としてエウローパ(古代ギリシャ語:エウローペー)に恋をします。恋をしたゼウスは、自分の姿を白い牡牛に変えて、彼女に近づき、背中に乗せて連れ去ります。

白い牛に変身したゼウスは、海を泳いでクレタ島へ向かい、島に到着するとその正体を明かし、彼女に愛を告白ました。その後、ゼウスとの間に3人の息子が生まれ、エウローパはクレタ島で最初の妃となりました。

ゼウスは彼女にタロースと、必ず獲物が捕らえられる猟犬と、失うことがない投げ槍の3つの贈り物を与えました。その後ゼウスは再び白い牡牛へに姿を変えて、天空へと上がり牡牛座になりました。

以上が、一般的な白い牡牛とエウローパの物語のあらすじです。

ギリシャ神話などには、教えが込められていると言われています。お二人の物語にも、様々な教えが込められているという叡智があります。

エウローパについて

ゼウスは基本単位では、中枢神経系の有髄線維を表していますけれども、エウローパは、脳幹にある青斑核(Locus ceruleus)を指し示しています。青斑核は、中枢神経系の中で最も多くのノルアドレナリン含有ニューロンが集合している神経細胞群です。
身体的または精神的にストレスを感じたとき、ノルアドレナリンは交感神経の情報伝達物質として、ニューロンから別のニューロンにそのメッセージを送信します。画像の青い経路はノルアドレナリン投射経路です。中枢神経系の広範囲に投射されます。
青斑核は、脳にある黒色素ニューロメラニン色素の影響を受けて黒っぽく見えます。スピリチュアルでは、青銅色が変化した藍色系の黒をイメージとされています。

ゼウスがエウローパに贈った物

エウローパにゼウスが贈ったものは、必ず獲物が捕らえられる猟犬と、失うことがない投げ槍、タロースの3の贈り物です。贈り物として書かれている内容は、青斑核の神経核はエウローパであることを示しています。

必ず獲物が捕らえられる猟犬は、興奮性の感情を他の場所からの放射を受けることを表していて、失うことがない投げ槍は、ノルアドレナリン放射を表しています。

タロースは、海賊や侵略者から保護するための青銅で作られた巨大な自動人形です。タロースは、六炭糖(主にグルコース)を表していています。神経細胞のダメージを抑制する作用を伝えています。

白い牡牛とプリズム

お二人の物語に込められていることのひとつは、光の法則に関することです。牡牛座は、色々な所に光の法則が盛り込まれています。

光の分散

光の分散は波としての光の特徴で、三角形の角柱(プリズム)に白色光を通すと、屈折によって7色のような光の分散が起こります。お二人の物語では、クレタ島を三角形のプリズムに例えています。

白い牛が上陸した島は、クレタ島の島々のうちのスピナロンガ島(上画像)です。

この場合は、白い牛を太陽光(白色光)に見立てています。光が分散したカラーは、二人の間に生まれた3人の息子を表しています。再び、ゼウスは白い牛へと変身してから天空へと上がります。天空の牡牛は、太陽の通り道が、体の半分に分ける様に通っています。

星座の牡牛カラーは、おおよそプリズム(上画像)の真ん中で、半分が混じりあった金星に近いカラーで輝いているという意図もあります。

しかし、天空の牡牛のカラーは、青銅を黒くしたカラーの影響を受けるので、ボディカラーは、薄暗いカラーを使用することがあります。青銅を黒くしたカラーは、エウローパ(青斑核)の持つカラーですが、叡智には、段階別に叡智がありますので、カラーの理由にはもっと深い叡智があります。

牡牛座のシンボルカラーは緑

網膜には、見るための3種類の光受容体のコーン形の錐体細胞(cone cell)があります。更に光受容体は、分光吸収特性の違いからL,M,Sの3種類に分かれます。


図:Opn5とヒトの視覚オプシンとの吸収スペクトルの比較(京都大学より引用)

牡牛座はV,半分(半分は真ん中ともいえます)がシンボルのようになっていますので、牡牛座のシンボルカラーは、そのうちの真ん中のM錐体の更に真ん中あたりの緑がシンボルカラーとされています。(図参照)。

網膜には、光受容体の錐体細胞の他に、無限大の叡智では「牛のしっぽ」と呼んでいるしっぽのような桿体細胞(rod cell)があります。錐体細胞は、薄暗い所で機能を発揮します。


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